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テーラードジャケットの袖を先に設計する方法

衿グリは衿が決める。袖ぐりは袖が決める。これが玉置メソッドの原則的な考え方です。だからこそ先に衿があり、袖がなければなりませんでした。しかしテーラードジャケットなど袖にイセが入るアイテムは、イセ量が、完成したアームホールに対する比率で決まってくるため、玉置メソッドに則り、先に袖を設計することができませんでした。

しかし服の完成予想図に想いを巡らせるとき、袖幅や山の高さといった、完成予想図としての袖の表情を考えないわけにはいきません。やはり他のアイテムと同じように、袖を先に決めたいと思うのがパタンナーの人情です。最近、この問題の解決策を完成させました。袖山と袖幅がほぼ同じになるのが、テーラードジャケットの袖の特徴なんですが、この特徴をうまく利用することで、袖を先に設計できることが可能になりました。ぜひみなさんも試してみてください。


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