問題

シャツでもコートでもテーラードジャケットでも、時として衿は、台衿で切り替えたり衿腰で切り替えたりします。切替が無くても衿はできるのですが、どうして切替が必要なのでしょう。これは衿のメカニズムを考える上で重要な点です。その理由を考えて見ましょう。今回はいつもほど難しい問題では無いと思いますが、みなさんのお考えをお寄せいただければと思います。




解答と解説

上の絵を見ればおわかりかと思いますが、左が立っている(垂直に近い)衿、右が寝ている(水平に近い)衿です。ただしここで言う立っている、寝ているという部分は、羽衿ではなく、台衿及び衿腰のことです。つまり立っている衿は天幅が狭く(小さく)、寝ている衿は天幅が広い(大きい)という意味です。そして今回の答えですが、衿を切り替えなければならない理由は、右側の絵のように、寝ている衿を作りたい場合です。左側の立っている衿は、衿腰を切り替えなくとも座りの良い衿ができますが、右はどうしても切替ざるを得ません。ではなぜこのように寝た衿が必要なのか。またどうして寝た衿は切替が必要なのか。以下の解説をご覧ください。