平行クリースラインの処理方法

普通のパンツはヒップから裾(膝)に向かってテーパーしているため、裾方向(下方)にクリースラインの収束点が生成されます。玉置メソッドではこの収束点を根拠として、尻グリや内股、全体の筒のねじれなどの整合性を確保しました。しかしワイドパンツはそうなりません。出来上がりのシルエットをイメージすればおわかりのように、ヒップから裾(膝)に向かって、シルエットはほぼ平行になるため、当然クリースラインも平行になります。つまり収束点が生成されないということです。こんな場合、パンツの整合性をどのように取ればいいのか、ここではこの点について解説します。


PANTSの基礎

パンツの平面操作に関する基本的な方法についてはWEBLECTUREの各項目をご参照ください。また更に詳細で具体的な方法を知りたい方は「自習用教材」、または「稽古場 PANTSの基礎」を受講してください。